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まちなか発掘隊 『金時金物店』 弁天通り 編
e0187286_15223951.jpgまちなか発掘隊が行く 

『キントキ金物店』


e0187286_1523843.jpgこちらのお店のお宝は

前橋市 昭和二十八年度納税功労者表彰記念


e0187286_15234258.jpg5玉のソロバンです。


ソロバン自体はまだまだ珍しいわけでもないのでしょうが
なんといっても、未だに現役。おかみさんが計算で使っているという。
60年間現役を続けるそろばんなのです。


創業何年かというと
「んー」
と唸ってしまうのですが
昭和20年空襲があった後から、何もない焼け野原のなかで、おじいさんがトタンを建てて復興して
雑貨屋といえば聞こえがいい話。とにかくモノが何もなく、何でもいいから何か仕入れてきたら何でも売れたという時代。
そのころは足利の方から歩いて仕入れをしてきたそうで。
それが、自転車になり、馬車になり、木炭の自動車が走り
戦後の復興と共にお店がありました。

戦前は駅の南の方で食堂をやって、天皇陛下がいらっしゃる時に道路を広げたのを機にこちらに移ってきたとのことです。
その関係もあって一斗缶で塩を埋めておいたらしく
戦後は塩汁を出して売っていたとか。

e0187286_15253237.jpg終戦時はマッチア教会の幼稚園に通っていて、物ごころがついたところですが、
その当時の緊迫感はヒシヒシと伝わってきたそうです。
何もない時代で
小麦の粒を噛んでガムの様にしたり
食べた梅干しを竹の皮に包んで吸ったりするのがおやつ代わり。
サーチライトを見ると、お昼の消防署のサイレンを聞くと、戦争の警報を思い出してしまう
豊かな飽食の時代になり、バラエティ番組で食べ物を粗末にするのを見てやるせない気持になったそうです。

戦後はおじいさんが仕事と共に神田運送の出張所をしていました。
このお店は今でも続いています。

今の建物は50年前に戦後復興の県の助成を受けて建てた初めての建物だそうで
とにかく鉄筋で頑丈に作っていて、未だに雨漏り一つしません。
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アルミがないので鉄のサッシ。お風呂がないどころか、水洗トイレが珍しい時代だそうです。
この建物自体が戦後復興の歴史を物語っている気がします。

名前のキントキは
おじいさんの名前 金助と 使用人の時蔵さんの名前から取ったそうです。

金時金物店

前橋市千代田町3-3-25
電話027-231-9359
営業時間 9:00~18:00
定休日 水曜日

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by shunkou_hasuike | 2010-08-06 15:33 | 前橋まちなか博物館 | Comments(1)
Commented by aki at 2010-08-06 18:49 x
毎日ブログ書いてえらいね~
ファイトー。
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