あたご歴史資料館 に行ってきました。
地元役員の歴史に詳しい原田さんが
ちょうど 新聞の取材を受けているところでした。
旧母子福祉センターの建物を活用して
住吉町二丁目の自治会のみなさんが運営しています。
地域の歴史。文化伝統を保存して行こうという試み。
この地域 時期も昭和に絞った とのことですが
自治会の費用で運営するというのは光熱費を出すだけでも大変なことです。
翻って鑑みて私には提案すらできません。
昔の写真を原田さんが丁寧に説明してくださいます。
住民からの提供で
戦前の様子や
芝居小屋「柳座」のようすなども
「柳座」の大きな引幕が
住吉町町二丁目には
愛宕神社 (城の鬼門除け)
煉瓦倉庫 (絹の時代の銀行の担保倉庫)
空襲モニュメント (空襲被害を受けた防空壕跡)
があって
狭い地域の何の変哲もない資料だけど、その時代を後世に残したいと
戦時中の資料
出征兵士のたすき
写真が当時の様子を
補充兵手帳には隊員の心得など
見ているだけで心に
もともと歴史の仕事に携わっていた原田さん
退職して平成16年ごろ歴史研究会を立ち上げ
今まで仕事ばかりで地域のことに関わってこなかったので、恩返しのつもりで活動をはじめ
自然に資料が集まってくるのですが置くところがなく
というところから構想が始まったそうです。
従軍看護師の制服などが飾られ
大政翼賛会
国民精神総動員
千人針
前橋空襲を伝える上毛新聞
市街地80%を焼きつくし 535人の死者が出た空襲を
一昨日 B29 約六十機 前橋市を爆撃
市民の敢闘に被害僅少
と伝えます。
一番伝えたいのは
そんな何もない中で復興して来たこと
それは女性の力が大きい
昭和21年にバラック小屋で理髪店を始めた写真を見ながら説明します。
焼夷弾は
広瀬川の底に埋もれていたものだそうです。
開館は火、木、土曜の午後1時~3時。
地元の有志の方々が資料館に詰めていらっしゃいます。