「あたご歴史資料館」防空壕を復元して展示しています。
まえばし・戦争を考える展
~前橋空襲と復興~
にあたり
【あたご歴史資料館】 では 入口の
防空壕を復元して、公開しています。
7月19日(土)~8月16日(土)火・木・土 13:00~15:00
常設展示及び防空壕(復元)体験
庭などを掘って半地下にした、5人程度が入れる家庭用の防空壕で
木製の基礎に外側をモルタルで塗り固め、木製の扉を付けてあります。
もっと深く掘って、半分くらい埋めたかったそうですが
建物の基礎のコンクリートが出てきてこれ以上掘れないためこうなったそうです。
これは家庭用の簡単なモノで、当時は家の敷地を掘って作ったりしたそうです。
防空壕
空襲の時の話は何度も聞いたことがあるのですが
復元されたものとはいえ実際に現物を見ると心に響くものがあります。
言葉だけでは、もっと頑丈なシェルターみたいなものを想像してしまいますが
このようなものでは
多少の衝撃を逃れることは出来ても、特に火災にはとても耐えられるように思えません。
中に入ってみると
蒸し暑いです。
ドアを閉めてみます。
復元したものなので 隙間がありますが、
当時のものはしっかりした鉄の扉がついていたんだよ、と話されていました。
空襲警報が鳴ると入って
解除されると出て
「でも空襲のときはさ、危ないから避難しろと言われて山の方に行ってたんだ」
焼夷弾が落とされる前に何回も飛行機が来ていたそうで
空襲警報が鳴って避難するということが何度も
指令書通りに爆弾を落とすための偵察だったのか
常設展示は 以前よりも戦後の生活に焦点を当てているようにも見えます。
殺虫剤やハエ取りなど
戦時中の資料や
焼夷弾の残骸や
アメリカの図書館からコピーした。
前橋空襲の米軍指令書なども展示されています。
時節柄、沢山の方々が訪れ
自治会の有志の方々の説明に耳を傾けていました。
あたご歴史資料館
開館は、火、木、土曜日の午後1時から3時まで
資料館の管理や説明は自治会の関係者の方々が行って、説明をしてくださいます。