御巣鷹山 慰霊登山 お参りしてまいりました。
群馬教区浄土宗青年会では毎年事故から1カ月後の9月に御巣鷹山にお参りしています。
関東一円から30名ほどが集まり共に掌を合わせました。
昇魂の碑 は 機体が墜落したところ
当時、ヘリポートが設置された場所に建てられています。
今では樹木が覆い茂って分かりづらいですが、
U字溝 に 羽根が当たり
機体が回転してさかさまになって墜落
尾根の向こう側から
沢へと機体がばらばらになって落ちて行きました。
遺体も山全体から見つかっています。
亡くなった方の遺品が小屋に飾られています。
突然にの命を奪われた遺族の方の詮無き思いが伝わってきます。
会長は藤岡市出身で当時中学生でしたが、
学校の体育館は遺族の待機所、遺体の安置所として使用され
大変な事態であったことを話しました。
慰霊の園は尾根から2~30分ほどの場所にあります。
手を合わせた形のモニュメントの向こうに、墜落現場の御巣鷹の尾根があります。
閉ざされた扉の中には身元が確認できなかった遺骨が納められています。
法律上、身元不明の遺体、遺骨は自治体のものとなります。
搭乗者の身元がはっきりしていながら、遺体確認が出来ないことが飛行機事故の悲惨さを物語ります。
事故の原因究明が十分になされたとは言い切れない中
亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に
このような惨事が起きないように、
飛行機事故が起きてしまうと、どのような悲惨でツライことになるのか伝え続けていかなければいけないと感じざるを得ません。